レターは1935年5月12日付で、今回は横浜に寄港せず神戸だけであることを夫婦共々残念に思っていること、ブラックホーク号宛お土産を送ったこと、同時にここでもしっかりと軍艦消印のカバー差出を依頼しています。更にオーエンス氏から求められたコイル切手は東京に行かないと買えないし、コイル切手販売機は直ぐに故障すること、同じく求められた航空切手小型シート(おそらく制定シート)は発行数が少なく手元にはないことです。そして最後パートがJP掲載箇所ですが、USCS(船の消印国際協会)日本代表であるルイスは最近同会代表のバートレイ氏から外交部会長を命ぜられ、3か月に一度報告書を提出せよと言われた。しかし部会員は世界に散らばっておりどうやってコミュニケーションをとるのだ!と憤慨しています。この件がJP2012年12月号注記で、更に手紙文中の「How come, no wanchee?」という表現が米国人にも意味不明(wanchee という単語)でJP2002年4月号ではこの手紙文章を引用しながら1ページの特集記事を掲載しています。当出品は、このレターの当時の所有者からの里帰り品です。JP掲載により所謂プロべナンスもしっかりしており、ルイスコレクターにはこの上ない稀少品でしょう。尚、因みに先ほどのwancheeはおそらくwantのことだろうと記事にはあるものの、それではHow come, no wanchee? の意味が通じないと続き、読者にわかる人はいませんか?と結んでいます。この結論がどうなったかは、私の知るところではありませんが、極めて興味深い手紙であり、記事です。また、オーエンス氏とはルイス夫婦揃って交友があり、手紙の最後には「妻の貞(さだ)からもよろしく。」とあり、この件についてもルイスの手紙の中で貞のコメントが入るのは極めて珍しいとされています。
当出品も豪華3点ロットで、出品番号44と同じく米軍艦ブラックホーク号のオーエンス氏に宛てたルイスの直筆サイン付レター+その手紙を入れた肉筆カシェ付カバー、さらに続編となる同じくオーエンス氏宛の直筆サイン付レターの以上合計3点セットです。最初のレターは神戸港に入港したブラックホーク号宛です。このレタ-は後述するようにISJP機関紙(Japanese Philately=以下JP)で2回取り上げられた極めて稀少な存在です。勿論現存1点ものです。
レターは1935年5月12日付で、今回は横浜に寄港せず神戸だけであることを夫婦共々残念に思っていること、ブラックホーク号宛お土産を送ったこと、同時にここでもしっかりと軍艦消印のカバー差出を依頼しています。更にオーエンス氏から求められたコイル切手は東京に行かないと買えないし、コイル切手販売機は直ぐに故障すること、同じく求められた航空切手小型シート(おそらく制定シート)は発行数が少なく手元にはないことです。そして最後パートがJP掲載箇所ですが、USCS(船の消印国際協会)日本代表であるルイスは最近同会代表のバートレイ氏から外交部会長を命ぜられ、3か月に一度報告書を提出せよと言われた。しかし部会員は世界に散らばっておりどうやってコミュニケーションをとるのだ!と憤慨しています。この件がJP2012年12月号注記で、更に手紙文中の「How come, no wanchee?」という表現が米国人にも意味不明(wanchee という単語)でJP2002年4月号ではこの手紙文章を引用しながら1ページの特集記事を掲載しています。当出品は、このレターの当時の所有者からの里帰り品です。JP掲載により所謂プロべナンスもしっかりしており、ルイスコレクターにはこの上ない稀少品でしょう。尚、因みに先ほどのwancheeはおそらくwantのことだろうと記事にはあるものの、それではHow come, no wanchee? の意味が通じないと続き、読者にわかる人はいませんか?と結んでいます。この結論がどうなったかは、私の知るところではありませんが、極めて興味深い手紙であり、記事です。また、オーエンス氏とはルイス夫婦揃って交友があり、手紙の最後には「妻の貞(さだ)からもよろしく。」とあり、この件についてもルイスの手紙の中で貞のコメントが入るのは極めて珍しいとされています。
続編のレターは同じ5月の26日付けでオーエンス氏は上海に移動しています。1通目であったコイル切手の話の続きが登場し非常に興味深いです。実はこの2通目のレターも出品番号44と同じく全く別の機会に入手したもので、今回1通目を入手したことで点と点が繋がり物語になりました。カールルイス研究はISJPが世界一深掘りしています。1通目のレターはご紹介したようにJPにも掲載されたものですが、この2通目はISJPはその存在を知らないものだと思います。いずれにせよ全て現存1点ものです。稀少なルイス研究資料です。レターは2通とも拙訳ですが和訳をお付けします。また、JP記事コピーも勿論お付けします。
肉筆カシェカバーは満州国皇帝来訪3銭貼りの国内便封書、消印は櫛型印・神奈川笹下/10.5.12です。ルイスカバーでは極めて少ない消印局です。宛先名が日本語でも表記されていますが、これはルイス直筆ではないでしょう。身近な人に書いてもらったのだと思います。左上はルイスの氏名住所が事前印刷された封筒で、これは便箋レターヘッドとコーディネイトされています。これも貴重です。裏面の封印はルイスカシェに因んだ紫色印、神戸の米国領事館受付印が押印されています。
封筒の
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